担当:椎原正
令和2年11月2日
被災産科診療所にお伺いし、椎原から一般財団いきいきねっと、復興支援の趣旨等を説明。
(1)月間の出産数は現在、420ほど。人吉市の産科はもう2軒あったが、ご高齢のため閉院する可能性。熊本県球磨地区だけでなく、宮崎県えびの市や鹿児島県北部からも分娩の患者さんが来院する。
(2)1階は全く使えないので、緊急で2階以上の使っていなかったスペース等を活用し、患者さんの食事が作れるように厨房関係の設備や最低限の水没した医療機器を購入した。
(3)移転先の候補は2か所あるが出産クリニック向きではないと感じていらっしゃる。2度と患者さんを危険にさらさないために、高台移転を希望。しかし、人吉市外には出たくない。
(4)当法人から、人吉は都市計画が未線引であり、広範囲からのアクセス通いスマートインタ―そばの人吉市内の畑や山林・原野も移転候補地となりうる旨ご説明。
(5)設計事務所とハウスメーカーに相談中。どちらも産婦人科診療所にはあまり慣れていない様子。
(6)人吉市からは半壊の認定であり、設計士が大規模半壊になるか調査中とのこと。大規模半壊なら、高台移転ができる。
(7)当法人から、無理に大規模半壊の書類を作成すると後々問題になる可能性があので、高台移転できる特例活用を勧める。
(1)当法人から、秘密保持契約書を差入れ、復旧支援の同意を頂く。
(2)当法人から200万円の寄付を行うことに同意を頂く。
担当:椎原正、鈴木和宏
令和2年10月5日
熊本県医師会事務局訪問時に、日本医師会が一般財団法人いきいきねっとのことを認識していれば、都道府県医師会も安心して対応することができるとのご指摘を頂いた。
初期の任意団体の頃から当団体を支援してくださった世田谷区の先生のご紹介をいただき訪問。
いきいきねっとの発展の経緯や東日本大震災での気仙沼での診療所復興支援、南三陸町などでの復旧後の医療法人の活用支援などを行ったことをお伝えした。
現在、熊本県人吉市の7月豪雨激甚災害に見舞われた診療所復興支援に着手していることをお伝えした。日本医師会が特定の団体と組んで復興支援にあたったり、特定の団体を推薦したりすることは無いと当然のお話を伺った。しかし、当財団の活動は素晴らしいものであり、医師会の会員にとっても非常に助かるとのお言葉を頂戴した。
激甚災害が起きた場合、都道府県医師会から相談が入る部署であり、被災地の診療所復旧支援に向かう際は、当法人からご一報入れることとした。